平成18年2月22日講演
会場:ウェスティンナゴヤキャッスル
ありがとうを身につけ 花咲か人生を歩みましょう
年をとるほど楽しい人生でありたい
若い頃を振り返りますと、貧乏でしたが商売は面白かったです。それはみんなが力を合わせて一生懸命にやっていたからで、体をぶつけ合って商売をしていたようなイメージがあります。
金の鯱がいつも眺めてくれていたお陰で、金にも縁ができまして、いろいろ楽しい思いをさせてもらいました。
中国では古代から、人生を四季に例えています。20歳までを玄冬、20~30代を青春、40~50代を朱夏、60代以上を白秋の4つに分けるのです。
玄冬の時代はよく学び、よく鍛えるということであろうと思います。青春時代は学んで得た知恵・知識、鍛えた体で大いに羽を伸ばす時代です。40~50代の朱夏の時代は実を結ぶ時期です。60歳を過ぎますと収穫の時期で、採り入れたものを皆様に分かち与え、新しい芽を出してもらう準備を進めます。
これが自然が教えている命の輪廻転生です。「種となったものが芽を出して木となり、花となり実となり種となり」を繰り返していますが、人生も同じようなものであろうということです。
40代の終わり頃、60代の先輩と二人で伊豆にゴルフに行く機会がありました。そのとき先輩に、「あなたにとって、いちばん楽しい年代はいつでしたか?」と聞きました。「今がいちばん楽しい」と話されました。青春時代が楽しいと言われると思ってた私はビックリしました。「次に楽しかったのは、いくつのときですか?」「50代。次が40代だよ」。素晴らしい! 歳をとるごとに人生が楽しくなるのは人生の達人です。私も実るほど豊かになる人生でありたいと思っています。
50代中頃を過ぎたら人に投資
「年寄りの冷や水」という言葉があります。年をとると冷たい水は体に毒、思っているより体は弱っているということですが、事業の経営も「心・技・体」と申しますか、やる気、学んだ技術・情報、それに体力が揃わないと利益を出すことは難しいです。
お菓子の城や純金百尊館を造りましたときは50代初めの頃ですが、そのとき「これで自分に投資する時代は終わった」と思いました。お得意様回りも億劫です。ゴルフ場には行きたい。商売をやる気を出そうと思っても体がついてきません。
それで、若い人材のあるところに投資をしたらいいと思うようになりました。
中小企業は後継者難です。親の立場になると分かりますが、子どもには大企業とか役所に就職させたいものです。私も同じ気持ちで、無理に事業を継がせても苦労をさせるばかりです。
そこで会社は縮小するに任せました。幸い、内容のいい会社でしたから、縮小した分のお金が浮きましたので、そのお金を若い人材がいる会社に株式投資をする方針に転換したのです。今、振り返れば、それは正解だったと思います。
最近、お菓子の城に素晴らしい後継者がやってきましたが、50代中頃になったら、人様に投資する方向に変えたほうが楽でいいですね。
中小企業の経営者は最強の投資家
投資をして思うのは、中小企業を経営してきた経験が株式投資に100%活かせることです。バランスシートを読む力がありますので、経営者が何を考え、何を思っているのか、およそ推測できます。中小企業は社会の大きな変化の中で投資をしていますから何より早い決断力があります。中小企業が株式投資を始めたら最強の投資家になると信じています。
私は中小企業しか経営したことがありませんから、巨大企業のことはわかりません。自分のわかるサイズの小さい会社に投資をすることにしました。
そうやって株式投資を始めまして、四季報に名前が掲載されるようになり個人投資家日本一と言われるようになりました。「去るものを追わず、来るものを拒まず」の人生観がありますから、否定せず楽しめばいいと有り難く「日本一の投資家」というお褒めのお言葉を頂戴し、そのお返しに、投資の“灯台”の役割をさせていただこうと、こうやってお話を申し上げています。灯台は海が荒れても風が吹いても一定の場所にあって一定の光を放っています。灯台がなければ航海で難破してしまいますから、重要な役割であろうかと思っています。
投資家は社会を豊かにする原動力
「くれぐれも株はやらせるな」。母方の祖父は昭和恐慌のとき株で大損害をしまして、母親にそう言付けしていましたので、私は株は怖いものだというイメージをもっていました。ところが、若気の至りか、怖さ知らずでやってしまいました。
今は当時と比べまして、証券界もディスクローズされていますし、銘柄もたくさんあります。リスクヘッジする方法も多様にあります。私は孫には投資を薦めたいと思っています。
戦後、名古屋は廃墟と化しました。児玉町に立ったとき松坂屋が見えました。金庫がゴロゴロして、トタン屋根の下から人が出てくる、そんな状態でした。それが今はビルが林立しています。感慨ひとしおですが、これは投資の結果なんですね。ビルも橋も道路も家も、全部、投資の結果で存在しているのです。
戦後は食うや食わずで、生きるための難問山積でした。今の比ではありません。餓死者が名古屋駅前に何十人もいた。それほどの難題のある時代でした。それが投資に投資を重ねた結果、今の豊かな社会が現出しているのです。
中国を例にとりますとよく分かります。十数年前の上海は寂れた町でした。私が行った20年ほど前、バスから見るとムシロを敷いて生活をしていました。今は大都会です。それは世界の資金が上海に集まった結果です。投資家は素晴らしい豊かさを現出する原動力なのです。
明日のために今日夢を紡ぐ
私こと花咲爺さんの日常生活はとても楽しいです。 平日は車で西区の人物館まで通っています。車中では『心の詩曲』、宮下さんという癒しの音楽に一生捧げた人が作曲した曲と私の詩・言葉を入れたCDを聴きながら、「ありがとう、ありがとう」と唱えて会社にまいります。私は「ありがとう」と一日3千回唱えるのですが、車の中で80%、90%唱えます。
会社に着きますと、事務所の机の上にはファックスとか手紙など山積みで、それに目を通すのが楽しみです。特に赤ちゃんに純金メダルをプレゼントしたお母さんからの手紙は楽しみで、4万円ほどの純金のメダルが無料で我が子に届くのですから、生まれたこの子はラッキー、金メダルだと大喜びされます。
特に楽しみなのは『百尊の教え』の本のプレゼントです。少年たちから「私の志」と題するメールが届くと、そのメールに対して私は励ましのメッセージを書き添え本と一緒に送り届けるのです。少年たちの志を読むときは、自分の若い頃を思い出し、また、ひたむきさが伝わってきまして、非常に嬉しいときです。
また私は大株主ですから、いろいろな会社の社長さんがお話に来てくださいますので、居ながらにして情報通になります。
また、ネット上で5つの輪を回していますので、来たメールに返信を出します。
今は、メールを何千通、何万通出そうと郵便代はタダです。そして瞬時に何万通もメールが出せるのです。これほど効率的なメッセージの伝達はありません。隔世の感です。驚くほど情報の世界は変化しています。
CEOは東京にいまして毎日メールで日報を送ってきます。メールは自分の都合に合わせて見たり、返信したりできるので大変に便利ですし、いつ誰が何を言ってきたか証拠が残ります。分類して束ねておきますと、彼が何を思っているかわかります。面白い時代になったと思います。
今、新しい夢があります。
“花咲爺山荘”を造りたいのです。中心に「ありが塔」があり、中は万華鏡になっていて極楽の世界です。その中で「ありがとう」を唱えたら気持ちがいいだろうナと夢見ています。“人物百尊の社”には純金のメダルを飾り付けます。中は万華鏡で、黄金の曼陀羅世界を現出してみたいと夢見ています。
曼陀羅の模型を机の上に置き、中に首を突っ込み、三角形の鏡の組み合わせは何て凄い世界を見せてくれるのかと、飽きもせず毎日眺めています。
そんなことを考え楽しく時間が過ぎていきますが、私の楽しさは、過去に描いた夢が実現しているからだと思います。明日のために今日夢を紡ぎ、明日それが現実になる楽しみ。そういう花咲人生は楽しゅうございます。
百尊は大和心の根幹
私の心の中には「大和心よ美しかれ」と祈ってくださる百尊がいつも輝いています。百尊は大和心の根幹を成すという信念がありますから、私はその百尊の教えを執筆しています。前半は講談社から『百尊の教え』として出版され、今、後半を書いています。
日本では大和心は残念ながら失われつつありますが、外国では『LAST SAMURAI』という映画ができたり、大和心が評価されています。
明治の頃に新渡戸稲造さんが『武士道』という書物を著しました。これをアメリカの大統領ルーズベルトが愛読していまして、日露戦争のときにルーズベルトが仲介をしてくれて日本を破滅から救ってくれたのです。それを知って私は書物の偉大さに驚きました。
李登輝さんの『武士道』という本に「台湾が今日あるのは、私が武士道を学び、武士道で台湾を統治したお陰である」と書いています。台湾の人が日本の武士道の覚醒を促しているのです。
「ありがとう」は母の愛
愛と感謝が溢れる豊かな社会であるためには「大和魂の百尊を自分の心に根付かせる」「ありがとうをいつも口から出して、幸運を集める」ことだと思っています。それがどんどん波及して、愛と感謝の溢れる豊かな社会になるように願っていますし、その見本のように生きてみたいと願って、「ありがとう」一日3千回、3年半ほど言い続けました。350万回積み重ねてきて「ありがとう」は愛の母であると感じています。
どうぞ、皆様も同調して欲しいと思います。あれが不服、これが不服と思っているより、有り難さに包まれているということに目を向けたほうが健康的だと思います。私は病気をしたとき、そう悟りました。
「貯徳」して、人様の心に花を咲かせたい
昨今、痛ましい事件が起こっています。
小さい頃、“貯徳”(積徳ともいう)「徳を積むんだよ」と、どれほど年寄りから聞かされたか。お金を儲けよとは言われませんでした。徳がいちばん大切なんです。今はその言葉が消えてしまいました。だから、心の中に鬼が住むようになって、弱い者の命までも奪ってしまうのです。痛ましい事件が起こる原因は徳が涸れてきたからです。
地域コミュニティーが破壊し、家族が破壊し、徳が薄くなって、いよいよわけのわからない事件が噴出してくるのではないかと思います。
先日の幼稚園児を保護者が殺した事件で、お釈迦様が鬼子母神を救った話を思い出しました。
自分の子どもは7人も8人もいて可愛がっているのに、人の子を取って殺す鬼女がいました。お釈迦様はそれをたしなめようと、鬼女がいちばん可愛がっている子どもを隠してしまいます。鬼女は狂乱状態になって泣きわめき、失神状態になったとき、お釈迦様がザクロを与えて救済したという話です。ルビーのように美しい種がいっぱい詰まっているザクロで、子は宝だよというメッセージを鬼女に与えたのです。それで鬼女が悟りを得て鬼子母神として子どもの守り神になっていく物語りです。
他の人が言い聞かせても言うことを聞かなかったのではないか。さすがお釈迦様は大した徳のある人です。お金より遥かに大きな力を徳がもっているという、ひとつのお話です。
私はマズローの人の心の成長の7段階説を思いだしました。彼は、いちばん下の段階は「自己主張」と名付けました。自分さえよければいいという考えです。次は「表面協調」です。次は自分のことは自分でやるという「自立心」。そして、人とは「協調」しないと上手くいかないのだと理解します。次は周りとの「関連性」。次は「指導性」です。そして最高のところが「感化力」です。
人様の心に花を咲かせようとする花咲爺を目指しているのも、未熟ではありますが、この7段階目を生きようと決意しているからです。高い段階を生きるほど幸福感を味わえるのです。皆様も7段階目の「触れた人の心に愛の花を咲かせる」、そんな人生にしていただきたい。それこそが“旦那人生”なのです。
魂の喜ぶ言葉、ありがとう
「ありがとう百万遍」のメンバーの「魂の喜ぶ言葉、ありがとう」の言葉に接しましたときに、親鸞上人の『和讚』を思い出しました。
その一説に「南無阿弥陀仏を唱えれば、十方無量の諸仏が百重千重囲曉して、喜び守りたもうなり」があります。南無阿弥陀仏を唱える人を、たくさんの精霊が百重にも千重にも囲んで、喜んで守ってくれると親鸞上人が感動して詩にしたのです。
サンスクリット語の「南無阿弥陀」と「ありがとう」は同じ意味ですから、「ありがとう」は精霊が喜んでくれる言葉です。私は「ありがとう」を唱えましてから大変に運が良く、悪いことが近寄らなくなりました。それは精霊が守ってくれているからだと思います。
皆様も信じないよりは信じたほうが儲かります。字の通りです(信+者と書く)。
株式投資は運が良くなければやっておれません。私も投資を始めて50年になります。長く続けれたのも運が良かったから、ご先祖様の徳と、たくさんの精霊が守ってくれまして、つつがなく投資家をやっています。
商売に幸運をつける会社が伸びる
株価について触れてみたいと思います。1990年、バブルが頂点に達しまして、あわや4万円かと思われた時期があります。それから13年、上がったり下がったりして右肩下がりを続けて、3年ほど前に8千円の大底を打ちました。それから1万2千円まで上昇したときを私は上昇第1波と思っています。1年半あまり上がったり下がったりして、1万1千円を中心に1,000円幅のレンジで上下しまして、去年の選挙の終わった頃から力強い上昇第2波が始まりました。
第1波のときもそうですが、第2波も外人買いが先導しまして本当に力強い上昇でした。特に今年に入って、そろそろ天井が近いと思っていましたら、天井になる前にホリエモンショックで暴落しまして、また取り戻して上昇第2波が終了、調整に入っています。
私の長年の経験から申しますと、上昇第2波の力強さと、10月から12月までの年率5.5%の予想を上回る日本経済の成長力・回復力からみますと、今度の調整期間は前回の1年半ほどより早く上昇第3波に移っていくのではないかと思います。
下がってきますと買いチャンスが出てきます。
銘柄の選び方ですが、商売に幸運をつけたところが伸びると思います。従来の商売を縦線としますと、横線にITを引っ張り、それに合わせて“徳”や“楽しみ”の運が良くなる線をもう1本引っ張ります。現在の自分の商売をどのようにIT時代に通用するように変えていくのか、商売をモノではなくてお客様の幸せ、運が良くなる方向に、どう変えていくか。そこに中小企業の生きる道もありますし、また投資先の成功する道があるのです。そういうところに投資すると成功するのではないかと思います。
短期の暴落にお付き合いさせられるのはかないませんので、悪くなったときも原価を割らないように割安株に投資するとか、良いときだけ上がる株を見つけておくとかします。それから、今はリスクをとるにはヘッジをするのが原則ですから、分散投資とか、株だけでなく外債にも投資したり、私どものような家宝を買っておくとか、分散を心掛けていますと、どんな時代になっても驚かなくて済みます。
事業の成功にも時間がかかるように、株式の投資も短期で儲けると短期で損をするのが原則のようです。じっくりと構えて、自分のスタンスを決め、あまりたくさんの情報をとらないようにします。自分の方針に則って、自分に合った投資をすることがいちばん大切です。人が儲ったからといって、その人と同じ立場ではありませんから、同じように成功するとは保証できません。自分に合った方法を考え、編み出すことです。
お金は幸せのために使うもの
商売と同じように投資も目標が大事です。
イソップ物語の『ウサギとカメ』の話で、私はウサギがカメに負けるのはおかしい。イソップが本当に言いたいのは何か考えました。ウサギは足が自慢で、つい道草をくって遊んでいるうちに目的を失ってしまったのではないかと解釈したら納得できました。
皆様も『ウサギとカメ』の話を、ときには思い出してくださって、自分は儲けたら何に使うのだろうと考えてください。お金は使わなければ意味がありません。儲けることと使うことは表裏一体です。お金は幸せのために使うものです。お金の心を知っているから儲かるのです。
皆様、大いに儲けて使っていだきたいと思います。
皆様のお力で、日本が世界一の文化国家になり、世界の人に「日本は最高だ。死ぬまでに一度日本に遊びに行って、日本の文化に触れるのが夢だ」と言ってもらったら、日本は幸せです。
ホリエモン事件は法的整備を促すコスト
最近話題のホリエモン事件について少し所見を述べたいと思います。
驚きましたね。一日にして50兆円の評価損を出しました。世界に伝播して100兆円の富が失われたことになります。ひとりの男が出した損害としてはまさに史上最大ではなかろうかと思います。
10年ほど前の、ある上場会社の話です。株価は常時1,000円以上している会社でしたが、あるとき60円になってしまったのです。どうしてか? その会社が価格を自由にできる転換自由社債を大量に発行したのです。その転換社債を引き受けたところが売りに出して60円まで下がりました。そして短期間に400円まで戻したのです。発行したところは、転換自由価格ですから売った分だけ金利をつけて返ってくるのですから損はない。残った株を400円くらいで売却すれば大儲けです。そんな大儲けが合法的に証券市場を通してできるバカらしさ、いい加減さに私は驚きました。
そのときは驚いただけですが、今回のホリエモンさんの事件を聞きまして、ホリエモンさんが800億円外資から転換自由価格で社債を発行して、社債を受けたほうが800億円のうちの、どれくらいかわかりませんが400億円ほどを売ります。価格は下がります。それで売り止めすると値上がりします。ホリエモンさんはパフォーマンスをしますし、株も人気投票のようなものですから、LDの株価が上がりまして、それが500円なり600円で転換されているとしたら、転換したところは大儲けです。こんな大儲けは投資家としたらけしからん話です。そういうことをさせないルールが作られてないことに私は驚きました。
もうひとつ驚いたのは、1株が1万株に分割されたことです。1万倍取引が増えるのですから東証のシステムがもちません。
そんなことが合法的にできことが、投資家としては、腹が立つより、してやられたという感じがします。
ホリエモンさんはいちばん肝心なところは合法的にやっているので、他のところで罪に問われているのですが、枝葉末節のことで罰しているという感がします。みんなの財産である東証です。そんなに簡単に個人の力で荒らしまくられてはたまったものではありません。10年も前にそのことは分かっていることですから、細心の注意を払って管理して欲しいと思います。
ホリエモンさんも時価総額さえ増えればいいというような漠然とした目標で走ったので、咎められているのだと感じました。
私は法的整備をきちっとすることを促すために起こった事件、コストだと受け止めています。
“旦那”の力で日本を根っこから元気にしたい!
最後にお願いを申し上げて話を終えたいと思います。 私のHPをご覧になってください。“貯徳”をして運を良くしようとする輪を昨年の暮れから5つ回しています。「ありがとう百万遍の輪」「少年 夢の輪」「誕生純金旦那の輪」「百尊使の輪」「百尊大運の輪」です。
来年の春にお菓子の城で、100万遍ありがとうを達成した人全部が集まりまして、ありがとうの大会を開きたいと夢見ています。皆様、「ありがとう」を一日3千回唱えてください。40分ほどで3千回になります。運が良くなるために、それくらいの時間は投資していただき、ありがとうの輪に入っていだたきたいと思います。
『百尊の教え』という本を中学生の方に1年間に20万部プレゼントしています。年間3億円の予算で、少年の心に“志の灯”を点けたい。明日の日本を背負って立つような“旦那さん”になってもらいたいと願っているからです。
私は中学生の頃に吉川英治の『太閤記』に出会いました。そのお陰で日本一になることが大好きになりました。『百尊の教え』を20万部プレゼントする企画も日本で前人未到の企画と自負しています。
2月4日生まれの赤ちゃんに純金メダルをプレゼントしています。日本を根っこから元気にしたいのです。少子化を“旦那”の力で変えることができるのだということをぜひお見せしたい。ということで365人の旦那を募っています。60歳以上が有資格者です。お預かりするのは年間2千万円。500人の赤ちゃんにプレゼントするのです。平成の文化史に名を留める旦那として365人がこぞって名前を連ねるはずです。
百尊家宝は、家興し・町興し・国興しの根幹を成す精神を培ってほしいと、18年かかってようやく完成しました。昨年7月から販売しております。10万箱売りまして、純金家宝で日本の骨格を作りたいという大きな野望をもっております。
代議士も市会議員も国会議員も、無料奉仕が当たり前、人様の世話をするのに、金を貰って世話をするなど日本の歴史ではありませんでした。無料でお世話をさせてもらってこそ徳が積めるのです。
旦那の「旦」は日が昇る姿、「那」は町のことを表しています。旦那は町を照らす太陽、町に希望を与える存在です。「旦那!」と言われたら助ける義務があります。「旦那!」と言われるほど素晴らしい人ということ。褒め言葉です。そんな言葉をたくさん聞くことができたら、大変に幸せです。
ぜひ、“旦那”になってもらいたい。そのために百尊家宝も買っていただきたいと思います。
今日は真剣に聴いていただいてありがとうございます。皆様の気持ちが伝わってまいりました。皆様の幸せを願っております。
ありがとうございました。