「日本の経済と社会の軌跡と未来」6

(近代と現代の軌跡から学ぶ)4

 

江戸時代の幕藩体制は 地方分権の小さな政府

小さな経済であった

 

黒船来航で 必然的に 中央集権となり

追い付け 追い越せ と大きな政府を育て

連戦連勝でしたが 最後の決戦に破れ

経済は破綻し 政府は小さくなりました

 

自由経済体勢で経済復興を成し遂げたら

国家福祉の夢がふくらみ 福祉大国となると共に

大きな政府となり 財政赤字習性が根強くなりました

 

国民は 自由民主の精神を弱化し 政府への依存性を強め

財政赤字は増大化し 経済力は衰弱化し

財政破綻の恐怖に 怯える状況となりました

 

小さな政府に戻ることも

福祉支出を大幅に減額することも

税収を大幅に増やすことも

困難な状況下にあり デフォルトによる経済破綻が

刻々と迫りつつあります

 

近代の政治は 戦力増大政策で破綻しました

現代の政治は 福祉増大政策で破綻しそうです

 

その原因は 大きくなる政府の力を 制御出来ない民の意識にあります

いま 理から情へ エゴからまろへ

意識改革が迫られている状況です