和平のまごころ思案
「粋と氣の問答や 如何」
やがて死ぬ けしきはみえず 蝉の声
芭蕉
真夏の青い空に鳴き亘る 小さな蝉の大きな熱唱に
粋と氣の原点を思案しています
よく聞いていると 時の移ろいと共に
いろいろ音色が変わります
それぞれのグループが 粋と氣を競い合っているようです
しかも そこに強制はなく 安心して精一杯の自己を表現し
それが見事に調和して 蝉の天国を旺歌しています
天とわくわく ありがとう 粋氣活々の世界が
蝉の中にもありました
徳の川で 家を康らかにしようと
粋と氣立てで成立した 江戸の世は
粋と氣と道を競い合う 町民の世でした
江戸っ子たちは 一心多助のような粋と氣のよさを競い
豊富な庶民文化の華を 咲かせたのです
粋な文化を創造しようと思えば わくわくします
ありがとう