『南無阿弥陀仏を唱ふれば
十方無量の諸仏は 百重千重囲繞して
喜び守り給ふなり』
親鸞聖人の信念が 山村に根づき息ついていました。
いたるところに念仏碑が建てられていました。
念仏の祭壇は どこの家にも整えられ
朝と夕べの念仏行は習慣となっていました。
念仏行が根を下ろし
『おかげでのォ~』
『もったいないのォ~』
『ありがたいのォ~』
のことばが芽生え 幸せを咲かせていたのです。
冬の夜は 村のどこかで感謝講が催され
老も若きも集まって
「おかげでのォ~」
「ありがたいのォ~」
と幸せを喜び合っていました。
念仏の合唱を終えると お坊さんの念仏を交えた楽しい物語りがあり
念仏と喜びが沸き起るのでした。
『幸せは感謝に生ず』の信念の根は たゆまず磨かれていたのです。
天に感謝する念仏行も 天に感謝するありがとう100万遍行も
同じ意味の行です。
『信念は習慣から生ず』
親鸞聖人にありがとうを3,000回捧げます。