貯徳山荘の好地を求めて 久しぶりに懐かしの山村を訪ねました。
思い出がいっぱい詰った 鎮守の森に立った親友は
「お祭りも出来ん村になってしもうた。もう来てもあかんよ。」
と淋しそうにつぶやきました。
暮らした家も跡形もなく 廃屋が立ち並び
人の住む家にも若者の気配はなく
通っていた小学校も消え失せていました。
ホタルの舞った川も 魚を手づかみにした谷川も
コンクリートで固められ 無用の道が山肌を痛め
傷を負った自然の悲しみが伝わり 涙がこぼれました。
商工業化の波に呑まれ 懐かしい村の名も新しい町名がつけられ
農政もむなしく 村の自立の根を枯らしていました。
されど大和心の根は 山村の自然に息づいています。
ITの世は 人が密集して暮らさなくても世界とつながり
新しい文化を創造 発信出来る世です。
世を拓く若者よ 山村で生きようよ。
美しい緑と清き山川に囲まれての暮し おすすめです。
大和心の根を養いましょう。世のため人のために・・・。
「石見銀山四季暮らし ものづくり」に感謝します。
ありがとう。