「まろわの世を想ふ」21

心の友 ジャネットから詩が届いた

大空に向かって 矢を射 歌を歌った

どこに届いたか 解らなかった

あとで知ったが 矢は槇に当たり

歌は友の心に残っていた

 

そこで荒海の詩を返した

 

荒れる海に漂う舟人は

天から射し込む一筋の光から

やがて大きな虹が生まれ

キラキラ光る豊かな海に戻ると

ひたすら信じ愛してますと祈った