『世は移ろいゆく 励め』
お釈迦さまが残されたお言葉です。
世の移ろいにも春夏秋冬のリズムが見えます。
1930年から20年、日本は戦いと飢えの冬の世でした。
平和と豊かさの大切さを身にしみて知った世でした。
1950年から20年、平和と豊かさが一斉に発芽した春の世でした。
いけいけどんどん エネルギーが満ちて来た世でした。
1970年から20年、平和と豊かさを謳歌した夏の世でした。
世界が刮目した経済大国を築いた世でした。
1990年から20年、平和と豊かさが稔った秋の世でした。
豊かさに飽き、戸惑いと淋しさが忍び寄る世になりました。
未来の2010年から20年、また冬の世がめぐって来ます。
徳を忘れた痛みがうずき、徳の種を貯える貯徳の世となります。
新しい春の世は 徳の芽が一斉に吹出すことでしょう。
お釈迦さま、貯徳に励みます。
見ていてね、ありがとう。